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北アルプス(栂海新道〜槍ヶ岳)9日間縦走  5・6日目
5日目:キレット小屋 〜 鹿島槍ヶ岳 〜 爺ヶ岳 〜 針ノ木岳 〜 針ノ木小屋(テント泊)(11h30min 休憩込)
6日目:針ノ木小屋 〜 蓮華岳 〜 北葛岳 〜 船窪岳 〜 烏帽子小屋泊(12h00min 休憩込)

鹿島槍ヶ岳 北峰・南峰(2,842m・2,889m)・爺ヶ岳(2,669m)・赤沢岳(2,677m)・ズバリ岳(2,752m)・針ノ木岳(2,820m)・蓮華岳(2,798m)・北葛岳(2,551m)・船窪岳(2,459m)・南沢岳(2,625m) 長野県

ここまで歩いて来た道。
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【5日目】

鎖場・ソロなことを考慮し、AM4:30出発。
朝食はガチャピン兄さんと一緒にとった。(タイミングが合わず、出発は別々)
同い年くらいの女性ソロリストさんが、30分前に出て行き勇気をもらう。

朝から、暗闇の鎖場というのは、なかなかハードなのだけど
行程が長いので先が見えないのは むしろ丁度良い。

そして、気付いたら鹿島槍ヶ岳 登頂。
360度見渡せる!立山・剱岳・富士山・槍ヶ岳!
「私、あんなトコから歩いたのか。もしかして…天才?」と自分を褒めまくる。
※常に自分を褒め続ける作戦。←そうしないと、テンションが続かないため。


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布引山(2,683m)で、ひと息。朝の女性ソロリストさんと、雑談。女子は和む。
今日は連休最終日なので、扇沢で下山する人が多いようだ。


これから歩く行程。
気合を入れて、お別れを言い1歩踏み出す。
剱岳と追いかけっこ。


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冷池山荘は、テン場が心地よさそうだった。
のんびり泊まってみたい、混んでるのかな?

種池山荘には人がたくさんいた。
そうだよね、連休だもんね。

新越山荘は、明日で小屋締め。スタッフさんが片付けを行っていた。
ここで、コーラを注入し ひと息。
足の親指のつけ根と薬指の先が痛い。誤魔化して、気合を入れ直して、AM11:30。
コースタイムは、ここから約5時間。

鳴沢岳・赤沢岳を過ぎた頃から、黒部ダムの水面が見えた。
左:扇沢と駐車場。人工物がギラギラしていてなんだか吸い込まれそうだった。
右:黒部ダムと立山。遊覧船が羨ましい。こんなとこ歩いてる人もいるよー!と心の中で叫ぶ。


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前方:遥かに遠く感じる針ノ木岳。


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後方:日本海はもう見えない。


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途中、すれ違った女性に元気をもらった。
人が少ないルートほど、言葉を交わす。
そんな人たちの「頑張れー!」に何回励まされたか。

唐松岳でサヨナラした友人を思い出した。きっと彼も運転を頑張ってるはず!
剣岳にいる友人たちにも勝手にパワーをもらった。きっと彼らも頑張ってるはず!
雲ノ平にいる友人たちにも勝手にパワーをもらった。遅れたけどそっちに行くよ、頑張ってるよ!

ヘッドランプ登山はしたくなかったので、先を見ない大作戦で黙々と歩いた。
※先を見ない大作戦:黙々と足元だけを見て歩くことにより、気が付いたら着いちゃったー!というお得感を全面的に出したメンタル的山登りのテクニック。

2回目のパワージェルも注入した。
今度はずーっと、立山と追いかけっこしてる。

気付いたら、針ノ木岳登頂。


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最後は、案外あっけなく着いた。頂上を独り占め。
ものすごく嬉しかった。

集中力が低下していたので、この30分の方が案外長く感じた。
そして、地味に足が痛い…。

針ノ木小屋は、連休に混雑していたようでソフトドリンクが売切れだった。
ビールを飲み、食事をして小屋の中でストレッチ。
スケッチをしていたおじいさんの話を聞く。
昔のテント泊の話とか。とても面白く、いつまでも聞いていたかったのだが
明日の朝も早いので名残惜しくお別れする。

この日は風も無く、疲労が蓄積されていたため、深い眠りにつく事ができた。
毎日のAM2:30起床にだいぶ慣れてきた。

剱岳・立山との追いかけっこは、無事に終了。
ただ、槍ヶ岳はまだ小さい。


【6日目】

少しでも多くの睡眠をとるべく、30分遅れのAM4:00出発。
同じような行程を歩く人がいるかな?と思っていたが、誰も起きていなかった。

まずは蓮華岳から。登りやすい山、頂上には祠があった。
夜明け前に見ると、ちょっぴりビビる。旅の無事をお祈りする。
今日はヘッドランプの数が少ない。北葛山辺りにひとつ。ビバークしたのだろうか。
※毎朝、遠方に見えるヘッドランプ登山者が同志に思えてさりげなく 勇気をもらっていた。

蓮華の大下りは楽々で、思いっきり歌を歌いながら下った。
途中で見えた、この朝日!

BEST OF 朝日


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BEST OF 朝焼け


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ついには、富士山までお目見えして、テンションあがりまくり!
そして、褒める!「わたし、天才!」

蓮華岳の終盤は鎖場になる。
もう何回も鎖は通っていたので、なんとも思っていなかったのがいけなかった。
ルートミス。人の足跡につられて、正しいルートから2〜3m下ってしまった。
写真の⚪︎部分でウロウロするも、どうやったって降りれないし落ちたら崖しかない。

写真では分かりにくいが、細かいザレとボロボロ崩れる岩だったので相当びびった。
声に出す、「はい、集中して。ガバだから大丈夫。はいっ、乗り込んでーッ」


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気が付く事が出来なかったが、少し先に鎖があった。
越えてしまうとなんとも無いが、焦った。

下りはここで終了。ひと息。
気を取り直して、北葛岳の登りへ取り掛かる。
頂上では、単独行のアパホテル社長のようなおばさまがファンデーションを塗りたくっていた。拍子抜け。

烏帽子岳を確認する。特徴的なのですぐ分かる。
おいおい、遠いぞ…、それより、この先だいぶ下るな…
七倉ダムのエメラルドグリーンの湖面を見ながら、歩き出す。

まだ小さいけれど、だいぶ槍ヶ岳が近づいた。


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船窪小屋との分岐で船窪小屋のおばあちゃんに出会う。
どこまで行くの?ツェルト持っているんじゃろ?鎖場等、注意するポイントも細かく教えてもらった。

七倉岳周辺の木々は紅葉がものすごく美しかった。
紅葉トンネル独り占め。


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船窪乗越。AM10:00
既に、6時間行動している。そこから「コースタイム7時間」。


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こんな道はザラ。


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高瀬ダムと槍ヶ岳。
曇り予報が変わったようで、小雨だった雨が本降りに。


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ダムからは風が強く吹き上がり、みるみる体温を奪っていく。


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この道、下りは嫌だ。
地図にも「滑落注意」とある通り、ザレで足を滑らせたら一発でアウトだ。
崖と森を交互に歩くので、崖側を歩く際は集中力を切らさぬように心掛けた。

不動岳 PM13:30、雨が強い。靴までずぶ濡れだ。
南沢岳「あと1時間30分」という標識を見て「まだあんのかよ!」とひとりツッコミを入れた。

烏帽子岳直下の四十八池周辺。
草紅葉が美しかったこと・ゴールのめどがたったことで多少安心する。
貸切の烏帽子はご褒美。前に来た風景を思い出す。


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PM16:00 烏帽子小屋に到着。無理をせずに、小屋泊。
びしょびしょで疲労困憊な私の荷物を、小屋番のブンゴさんが乾燥室へ運んでくれた。
※小屋番のブンゴさん:お父さんのように私のことを心配してよくしてくれた烏帽子小屋のご主人。ちょっぴり、シャイ。

寒すぎて、乾燥室で身支度を整える。荷物の整理をする。
1番奥の部屋を1人で使わせてくれるという、
遠慮せず荷物を広げる。

炊事場で食事をしていると、栂海新道から来たという男性がいた。
明日も雨なので、ここで下山するという。
一緒に行きましょうよ、と話したものの下山したくなる気持ちはわかる。この疲労と雨。

…私はどうしよう?

・計画通りに進んだため、日程的に余裕あり。
・念には念を入れ、明日は三俣山荘まで進みたい。
・疲労が最大級。
・睡眠不足問題。
結論:AM4:00に起床した時点で、天気を見て考える。

心が揺れながら、眠りについた。


【備忘メモ】
・針ノ木小屋は、混雑するのかテン場に番号が振られていた。棚田方式。この日は、テント約6張。水は有料。天気を聞いたが、曖昧な返事しか返ってこなかった。
・船窪小屋とテント場はまぁまぁ距離がある。水場は崖・遠い。
・七倉岳〜船窪岳はなかなかの標高差。不動沢側の崩落は激しい。ロープも何もないところも多く、注意が必要。
・烏帽子小屋は、トイレに近くない奥の部屋がオススメ。
・5日目以降、髪の毛がしっとりしてくる。痒みはないが、頭皮の脂がどうにもならない。入浴願望は強くないが、洗髪願望あり。


個人的トイレ評論【5つ星★★★★★】
冷池山荘:★★★(まぁまぁ)
新越山荘:★★★(室内トイレ)
針ノ木小屋:★★★(外にある展望トイレ・手洗い水有)
船窪小屋テント場:★★★(工事用トイレ・掃除されて綺麗)
烏帽子小屋:★★★(臭いがちょっとあるかなー)


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by supermariko | 2015-10-31 20:02 | 北アルプス北部
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